【自己紹介】私が心理カウンセラーになるまで
- 斎藤きよみ
- 7月27日
- 読了時間: 9分
更新日:7月29日
はじめまして。
心理カウンセラーの斎藤きよみです。
Xでは「きーちゃん@カウンセリングする嫁」という名前でポストしています。
Xから来てくださった方には「きーちゃん」の方が馴染みがあるかもしれませんね。
さて、今回は私自身のお話です。
心理学には昔から興味がありました。
でも、心理カウンセラーになるつもりはありませんでした。
ちなみに小学生の頃は、生まれ変わったら冷蔵庫になりたいと思っていました。
心理カウンセラーになる話なのにいきなり冷蔵庫が出てきましたね。
大丈夫です。
多分、最後には話が繋がります。
今回は私が心理カウンセラーになるまでの話をしてみようと思います。
生まれ変わったら冷蔵庫になりたかった
私が心理に興味を持つようになったのは、小学生高学年でした。
当時、私の両親はあんまり仲が良くありませんでした。
子どもの私は「どうしたらいいんだろう」と考えていました。
もちろん、小学生の私にできることはなーんにもありません。
でも当時の私は、それを「子どもだから仕方がない」とは思えませんでした。
家族のために何もできない
私は役に立たない
こんな感じのことをいつも考えていました。
そしていつの間にか「生まれ変わったら冷蔵庫になりたい」と思うようになっていました。

冷蔵庫って、そこにあるだけで役に立つじゃないですか。
冷やす
凍らせる
食べ物を守る
自分から頑張って誰かを助けに行かなくても、そこにあるだけでありがたいですよね。
私はそれがすごくうらやましかったんです。
そんなことをふんわりと思っている時に、ある本の中で「人を変えることはできない」という言葉に出会いました。
人を変えることはできないらしい。
ふむ。じゃあ、どうしたらいいんだ…?
小学生の多感な時期は、この疑問を長らく持ち続けていました。
中学生になる頃には「心理学を学びたい」と思っていました。
ただし、この時点でもカウンセラーになる予定はありませんでした。
私がなりたかったのは、小学校の先生でした。
そうだ、心理が分かる先生になろう
家庭でしんどいことがあっても、子ども自身にはどうにもできない場合があります。
それでも学校に相談できる場所があれば、何か違うかもしれない。
私と同じような思いをする子どもが、安心して過ごせる学校を作りたい。
そう考えて、学校の先生を目指しました。
子どもは家庭の次に学校で長い時間を過ごします。
その中でも、できるだけ同じ子どもたちと長く関われるのは小学校の先生ではないか。
こんな感じの思考回路で小学校の先生になろうと決めました。
私は、中学生の頃から進路を考え始めていました。
お金持ちのお家ではなかったので、目標は国公立大学でした。
国公立大学へ行くには、一応射程圏内に入ってる進学校か…?
その高校へ入るには、今からどれだけ何を勉強したらいいんだ…?
こんなことを考えて、よく職員室に入り浸って担任の先生に相談していました。
今振り返ると、中学生にしてはかなり先まで考えていた気がします。
大学へ進学してからは、教員免許を取るために勉強しました。
ただ、大学で学んでいるうちにこんな気持ちがムクムクと…。
心理だ…!心理学の勉強が全然足りない…!!!
子どもの心を理解できる先生になりたいのに、このままでは心理学のことが全然分からない。
そこで大学院では専攻を変えて心理学を学ぶことにしました。
大学院ではずっとやりたかった子どものトラウマについて研究し、修士を取得しました。
こんな流れで心理の分かる小学校の先生になる準備が整いました。
やっとこさ、子ども一人ひとりの心に向き合える先生になれる…!
……と、当時の私は思っていました。
先生になった。時間はなかった。
大学院を修了した後は、小学校の教員になりました。
14年間思い続けていた目標を達成しました!
クラス全体に授業をしながら、一人ひとりの心にも丁寧に向き合える先生になりたい。
そう思って働き始めました。
だがしかし!実際の学校現場ではとにかく時間がありませんでした。
授業
授業の準備
学級経営…
湧き続ける温泉のように、やることが次から次へと出てきます。
その中で、一人ひとりの話をゆっくり聴く時間を作ることは簡単ではありませんでした。

どうしたら教育の中に心理学を取り入れられるんだろう…?
一斉授業と一人ひとりへの関わりをどうやって両立するの…?
色々と考えました。
でも、当時の私にはカギとなりそうなヒントすら見つけられませんでした。
教員になるという目標は叶いました。
でも、自分が思い描いていた先生にはなれませんでした。
そして理想と現実の間で悩んだ末に、教員を退職しました。
教員を辞めたら突然キャリア迷子に。
教員を辞めた後は、色々な仕事にチャレンジしました。
建物を調査するリサーチの仕事
テレアポ
唐揚げ屋さん
ホームページ制作
本当に色々なことをやったなぁと思います。
ですが、なかなか仕事や収入につながりません。そりゃそうだ。
大卒の友だちは、22歳ぐらいから社会人として経験を積んでいます。
私は教員を辞めてから、もう一度スタート地点を探していました。
周りはどんどん先へ進んでいるように見える。
私は何をしても仕事にできない。
教員ではなくなった私に、何が残っているんだろう。
焦りに飲み込まれそうだった感覚を今でも覚えています。
ただ、なぜかは分からないのですがこの頃も心理学と完全に離れていたわけではありませんでした。
大学院時代からの大先輩に誘ってもらい、心理系の学会の研修や学習会には参加していました。
心理学は好きでした。
研修も面白くて皆勤賞でした。
楽しくて参加していた研修会も、気付いたら登壇側になっていました。
なぜか学会の大会で司会をしたこともあります。
そういえば学会誌にも載りました。
でも、カウンセラーになるつもりはありませんでした。
なんでかというと、私は心理学のことをまだ十分に分かっていないと思っていたからです。
カウンセラーなんてそんな凄い仕事、私には到底無理。
心理学は好き。
でも仕事にはしない。
そのつもりでした。
夫「カウンセリングを仕事にしてみたら?」
色々なことに挑戦しては微妙だよなぁと悩んでいた頃、夫から急に提案されました。
夫は元ベンチャー企業でバリバリ働いていた人なので、私の仕事に対してもスパルタでした。
当時から、夫は仕事でキャリア相談を受けています。
その中には仕事や転職の話からメンタルの話に派生することも多かったそうです。
~ある日の会話~
夫「キャリア相談ではメンタルの相談までは乗れないんだよね」
私「そうだね」
夫「きーちゃん、カウンセラーやってみない?」

あまりにも軽くて「コンビニいかない?」と言われたのかと夫を二度見しました。
本当にこの人は何を言ってんだい?と当時思ったのを映像付きで覚えています。
~そしてその日の夜~
夫「まずは調べてみなよ」
夫「カウンセリングの本買ってみなよ」
夫「モニター募集してみなよ」
夫「とりあえず知り合いにLINEしなよ」
読んでくださっている皆様もお察しの通り、本当に夫はスパルタ教官でした。
「でもでも…」という私の気持ちはフル無視。
だけど夫はベンチャー企業でマネージャーをしていたゴリゴリの仕事人。
とりあえず言われたことを全部やりました。
夫のスパルタ教育に耐え続けていく中で「心理の知識を活かしてカウンセリングをしてみたい」という気持ちが大きくなっていきました。
改めてカウンセリングについて学び、大先輩たちの応援もあり、知り合いの方々にお願いして、モニターとして協力していただくことになりました。
スパルタすぎる夫、優しい知り合い、尊敬する大先輩たち、感謝しています。
心理カウンセラーになるつもりがなかった人、3年続く
そうして2023年から、有料でのカウンセリングを始めました。
活動を始めてから3年が経ちました。
本当にありがたいことに、現在もカウンセリングを続けられています。
3年間続けたので、今では何でも分かる立派な心理カウンセラーになりました。
……とは、やっぱりなりませんでした。
分からないことがあれば調べますし、勉強もします。
自分だけで判断することが難しい場合には、スーパービジョンで相談します。
現在は2つの学会に所属し、研修や学習会にも参加しています。
学会に提出する論文も頑張って書きます。

私のカウンセリングでは、お話を丁寧に伺うことを基本にしています。
必要に応じて、これまで学んできた認知行動療法などの考え方や方法を取り入れています。
最初から「この人にはこの方法だな!」と決めることはありません。
「どんなことで困っているのか」
「これからどうなっていきたいのか」
それを相談者さんと一緒に整理しながら進めています。
冷蔵庫には一生なれそうにないけれど
残念ながら今のところ、そこにあるだけで役に立つ冷蔵庫にはなれていません。
思い描いていたような小学校の先生にもなれませんでした。
心理とは関係のない仕事に挑戦して、微妙な経験もしてきました。
そして、心理カウンセラーになるつもりもありませんでした。
振り返ってみると、予定どおりに進んだことの方が少ない人生ですね。
それでも周りの人に物凄く助けてもらいながら、カメさんのような歩みでここまで来ました。
今の私は、誰かの問題をすべて解決できる冷蔵庫のような存在ではありません。
魔法が使えて「ヒール!」と唱えれば、一瞬で治せる力もありません。
それでも、一人では整理できなくなった気持ちを一緒に見ていくことはできます。
自分で何とかできることと、誰かを頼った方がよいことを一緒に探すこともできます。
これからも分からないことを分かったふりせず、周りを頼りながら学び続けたいと思っています。
心理学には昔から興味があったけれど、心理カウンセラーになるつもりはなかった私が、今は心理カウンセラーをしています。
ぜーんぜん予定通りの人生ではないけれど、これからも相談者さんのために頑張っていきたいと思います!
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
ちょっとでもカウンセラーである私について知っていただけていたら嬉しいです。
今後とも仲良くしてください!
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