リスカをやめられない私はだめ?
更新日:8月24日
こんにちは。
心理カウンセラーの斎藤きよみです。
今回は「リスカをやめられない私はだめ?」というちょっぴり重たいテーマについて書きます。

自分の体を傷つけてしまうと
またやってしまった…
やめようと思っていたのに…
リスカをやめられない私はだめだ…
と、自分を責めてしまうことがありますよね。
今回の記事では、リスカを自分を責めてしまう方に伝えたいことがあります。
リスカをやめられないからといって、あなたがだめな人というわけではありません。
まず最初に、大切なお知らせ
もし今、以下の状態なら記事を読むより先に助けを求めてください。
出血が止まらない
大きなけがをしている
薬を多く飲んでしまった
意識や呼吸がおかしい
今すぐ自分を傷つけてしまいそう
近くに家族や友人がいて頼れるなら
今ひとりでいるのが怖い
助けてほしい
と伝えてください。
命に関わる危険がある場合は、119番を利用してください。
記事を読んでいて苦しくなった場合も、無理に読み続けなくて大丈夫です。
いったん画面を閉じてください。
自傷行為って何?
自傷行為とは、自分の体を意図的に傷つける行為のことです。
リストカットやアームカットのほかに、自分を叩く、髪を抜くなどがあります。
自傷行為には、いろいろな形があります。
行為の形だけで、本人の気持ちを決めつけることはできません。
リスカをしたら、自殺したいということ?
リスカをする人は、自殺したいの?
と思う方もいるかもしれません。
リスカをしたからといって、必ず自殺したい気持ちがあるとは限りません。
自分を傷つけることで、苦しい気持ちを一時的に和らげようとしている場合もあります。
ただ、ちょっと難しいのですが、自傷行為と自殺を完全に別のものとして考えることもできません。
自傷行為が続いている時は、本人がどれくらい苦しんでいるのかを確認することが大切です。
例えば、
今も死にたい気持ちはある?
今すぐ自分を傷つけるつもりはある?
一人で過ごしても大丈夫そう?
と聞いてみることも大事だと言われています。
「死にたい気持ちがあるか聞いたら、余計に考えさせてしまうのでは?」
と心配になるかもしれません。
でも、気持ちを尋ねたからといって自殺を考え始めさせるわけではありません。
危険が迫っている時は、一人で抱えないでください。
近くにいる人や病院へつないでください。

リスカをやめられない私はだめ?
リスカをやめられないからといって、だめな人というわけではありません。
弱い人間というわけでもありません。
またやってしまった…
どうして我慢できなかったんだろう…
と、自分を責めたくなることもあると思います。
でも、自分を責め続けても、苦しさが軽くなるとは限りません。
自傷行為は、苦しい気持ちの中で、その時にできる方法を使って対処している行動の一つかもしれません。
自傷行為を良いものとして考える必要はありません。
反対に、自傷行為をしている自分を悪い人だと決めつける必要もありません。
「やめられない私はだめ」ではなく
「今の私はだいぶしんどい状態なのかもしれない」
と考えてみることも大切です。
自傷したくなる時には、何が起きている?
自傷したくなる理由は、人によって色々です。
例えば、
強い怒りがある
寂しさや孤独を感じている
空っぽな感じがする
自分を責める気持ちが強い
誰かに助けてほしいけれど、言葉にできない
気持ちが大きくなりすぎて整理できない
など。
自傷したくなった時に、少し落ち着いてから
その前に何があったのかな?
どんな気持ちだったのかな?
と振り返ると、自分のパターンが見えてくることがあります。
ただ、振り返ることで苦しくなる場合は、無理に考えなくて大丈夫です。
自分を理解することも大切ですが、まずは自分の安全が一番です。

自傷したくなった時にできること
自傷したくなった時は、一にも二にも安全確認です。
①危ないものから少し離れる
自分を傷つけるために使いそうなものが近くにあるなら、少し距離を取ってみてください。
別の部屋に移動する
人のいる場所へ行く
家族や友人の近くに座る
一人にならない方法を考えてみる
できる範囲で大丈夫です。
②誰かに短く伝える
苦しい気持ちを上手に説明できなくてもOK。
例えば
今ちょっとざわざわが来た
一人でいるのが不安
ちょっと一緒にいてほしい
と伝えるだけでも構いません。
話すことが難しい場合はメッセージで送っても大丈夫です。
「助けて」と送るだけでも大切な一歩です。
③病院や相談窓口につながる
自傷したい気持ちを自分だけでは止められない時は、病院や相談窓口に相談してください。
これくらいで相談していいのかな?
と思うかもしれません。
でも自分を傷つけたいほどつらい状態なら相談して大丈夫です。
周りの人ができること
身近な人が自傷行為をしていると、周りの人も戸惑うと思います。
なんで傷つけるの?
やめればいいのに
気を引きたいだけなの?
と思ってしまうこともあるかもしれません。
でも、理由を問い詰めたり責めたりすると本人がさらに話しにくくなる場合があります。
避けたい声かけは
「そんなことやめなよ」
「もっと大変な人もいるよ」
「気を引きたいだけでしょ」
「死ぬ気はないんでしょ」
などです。
代わりに、
自分を傷つけたいほどつらかったんだね
話してくれてありがとう
一人で抱えなくて大丈夫だよ
一緒に相談先を探してみようか
と伝えてみてください。
すぐに詳しい理由を聞き出そうとしなくてもOK。
本人が話せる範囲で話を聴いてください。
ただ、命や健康に関わる危険がある場合は、秘密を守ることより安全を優先してください。
「誰にも言わない」と約束していた場合でも、必要な人に相談することが大切です。
家族や学校、病院、相談窓口などと一緒に、本人の安全を守る方法を考えてください。
病院や相談窓口に相談してもいい?
以下のような場合は、病院や相談窓口に相談してみてください。
自傷行為を何度も繰り返している
傷が深くなっている
自傷する方法が増えている
自傷したい気持ちを自分だけでは止められない
死にたい気持ちや消えたい気持ちがある
一人で安全に過ごせる自信がない
-眠れない、食べられないなど生活に影響が出ている
周りの人だけでは支えることが難しい
精神科や心療内科では、自傷行為の背景にある心身の状態を確認してもらえます。
保健所や精神保健福祉センターなどで相談できる場合もあります。
相談先が分からない場合は、厚生労働省の「まもろうよ こころ」で電話やSNSの相談窓口を探すことができます。
私のカウンセリングでできること
私のカウンセリングでは、診断や薬についての指示は行っていません。
緊急時は、119番や病院、公的な相談窓口を利用してください。
緊急性が落ち着いている場合には、
自傷したくなる時の気持ちを整理する
自傷したくなるきっかけを一緒に振り返る
周りの人に相談する方法を考える
病院や相談窓口に伝える内容を整理する
これからの生活について考える
こんな感じのことを一緒に行うことができます。
カウンセリングだけで自傷行為を解決できるとは限りません。
病院や相談窓口など、必要な支援と組み合わせながら利用していくことが大切です。
カウンセリングを利用できる状態か分からない…
相談してもいい内容なのかな?
と思った場合は、公式LINEからご質問ください。
相談内容を確認しながら、カウンセリングでお話しできる内容かどうかをお伝えします。

おわりに
リスカをやめられないからといって、あなたがだめな人というわけではありません。
自傷行為は、強い苦しさの中で起きている行動の一つかもしれません。
自傷行為を責めなくてよいし、一人で抱え込まなくても大丈夫です。
ただ、自傷行為が続いている時は、本人の安全を確認し必要な支援につながることが大切です。
やめたいのにやめられない…
と感じているなら、信頼できる人や病院、相談窓口に相談してみてください。
相談することは、弱さではありません。
抱えている苦しさを、誰かと一緒に整理していくための方法です。
参考資料
厚生労働省「『自分を傷つける』というサイン」
厚生労働省「自傷行為や死にたい気持ちに気づいたら」
厚生労働省「まもろうよ こころ」
厚生労働省「相談先一覧」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/jisatsu/soudan_info.html
厚生労働省「こんな時は迷わず119へ」
※この記事は一般的な情報を紹介するものです。
※診断や治療の代わりになるものではありません。
※命に関わる危険がある場合は、記事の内容ではなく119番や病院を利用してください。



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