自閉症って自分の殻にこもる人のこと?
更新日:8月30日
こんにちは。
心理カウンセラーの斎藤きよみです。
明日は大学時代の恩師とzoomします。
凄く辛かった時に助けてくださった方の一人です。
さて、今回は"自閉スペクトラム症"という発達障害について説明していきたいと思います。

発達障害ってそもそも何があるの?
発達障害という言葉は、ひとつの診断名を指しているわけではありません。
いくつかの発達上の特性をまとめて表す言葉です。
代表的なものには、以下のようなものがあります。
・自閉スペクトラム症(ASD)
・注意欠如・多動症(ADHD)
・限局性学習症(学習障害・LD)
ほかにも、発達性協調運動症などがあります。
複数の特性が重なっている人もいます。
子どもの頃から特性に気づく人もいれば、大人になってから「もしかしたら自分もそうかもしれない」と気づいて相談につながる人もいます。
発達障害の特性は、本人の努力不足や性格の問題だけで説明できるものではありません。
生活の中でどんな場面に困りごとがあるのかを見ていくことが大切です。
「自閉症」と「自閉スペクトラム症」の違い
現在は、以前「自閉症」や「アスペルガー症候群」などと呼ばれていた状態も含めて、「自閉スペクトラム症(ASD)」という言葉で説明することが多くなっています。
「スペクトラム」という言葉には、特性の現れ方が一人ひとり違うという意味が含まれています。
・会話が得意な人
・人と関わることが好きな人
・一人で過ごす時間を大切にする人
・音や光に敏感な人もいれば、あまり気にならない人
同じASDでも、得意なことや困る場面は人によって違います。
自閉スペクトラム症の特徴は?
自閉スペクトラム症では、人とのコミュニケーションや感覚の受け取り方などに特徴が現れることがあります。
代表的な特徴として、以下のようなものがあります。
・会話の流れや相手の意図を読み取ることに負担を感じる
・言葉の裏にある意味や、曖昧な表現が分かりにくい
・「適当に」「なるべく早く」など、具体的ではない指示に戸惑う
・予定の変更や、先の見えない状況に不安を感じる
・音、光、におい、触感などを強く感じる
・興味のあることに深く集中する
・決まった手順やパターンがあると安心する
ただし、すべての人に同じ特徴が現れるわけではありません。
特徴の種類や強さも、人によって違います。
・会話が得意でも、大人数の場面では疲れやすい人
・音には敏感でも、光は気にならない人
・予定変更は平気でも、曖昧な指示が苦手な人
挙げられている特徴に当てはまるからといって、それだけで自閉スペクトラム症と決まるわけではありません。
似たような困りごとは、疲れや不安の強さ、環境、人間関係などによっても起こります。
同じASDでも困りごとは一人ひとり違います
「ASDの人はこういう人」と一括りにすることはできません。
同じ診断名があっても、得意なことや苦手なことは違います。
困りごとの大きさや、必要なサポートも違います。
人と話すことは好きでも、相手の表情や声の変化を読み取ることに疲れる人もいるし、
予定を立てることは得意でも、急な変更が続くと混乱する人もいます。
そして、好きなことを話すのは得意でも、興味のない会話を続けることが負担になる人もいます。
大切なのは、診断名だけを見て本人を決めつけないことです。
本人がどんな場面で困っているのかを知ることから、必要な工夫が見えてきます。
困りごとへの支援は人によって違います
生活の中で困りごとがある時は、本人の努力だけで何とかしようとしなくても大丈夫です。
環境や周囲の関わり方を調整することで、過ごしやすくなる場合があります。
例えば、以下のような工夫があります。
・予定や手順を文字や図で見えるようにする
・指示を具体的な言葉で伝える
・急な予定変更がある時は、できるだけ早めに知らせる
・音や光など、苦手な刺激を減らす
・疲れた時に休める場所や時間を用意する
・困った時に相談できる相手を決めておく
すべての工夫が必要になるわけではありません。
本人と相談しながら、負担が少なく続けやすい方法を探していくことが大切です。
自閉スペクトラム症の診断は、カウンセリングで行うものではありません。
自分や家族の特性について詳しく知りたい場合は、医療機関や発達障害者支援センターなどに相談してください。
自閉症って自分の殻にこもる人のこと?
いいえ。
自閉症は、自分の殻にこもる人という意味ではありません。
人との関わり方や、感覚の受け取り方、予定変更への対応などに特徴が現れることのある発達特性です。
人と関わりたいと思っていても、会話の流れを読み取ることに疲れてしまう人がいます。
人と話すことが好きでも、大人数の場面が苦手な人がいます。
一人で過ごすことが好きでも、周りの人と関わりたくないとは限りません。
自閉スペクトラム症という診断名だけで、本人の性格や気持ちを決めつけることはできません。
「どんな場面で困っているのかな?」
「どんな工夫があると過ごしやすいのかな?」
と、本人の困りごとに目を向けてもらえたらと思います。
おわりに
自閉スペクトラム症の特性は、人によって現れ方が違います。
得意なことも、苦手なことも、困りごとの大きさも一人ひとり違います。
本人の努力だけではなく、周囲の理解や環境の調整が必要になることもあります。
自分や家族の困りごとを整理したい時は、医療機関や支援機関に相談して大丈夫です。
カウンセリングでは診断はできませんが、気持ちや生活上の困りごとを整理するお手伝いはできます。
「自閉症って自分の殻にこもる人のこと?」
そんな疑問を持った時に、少しでも見方が変わるきっかけになればうれしいです。
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もし困っているよという場合は試してみてくださいね👇

※初回500円/50分
参考にした公的情報
・厚生労働省「発達障害の特性」
・厚生労働省「発達障害者支援施策」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/shougaishahukushi/hattatsu/index.html
・国立障害者リハビリテーションセンター「発達障害支援者向けテキスト」



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