夫に「わたしはこう思う」を伝えられてる?
- 斎藤きよみ
- 7月5日
- 読了時間: 4分
目次

1. はじめに──“なんでわかってくれないの?”の正体
仕事で疲れて帰宅した夫に話しかけたらそっけない返事。
モヤモヤするけれど、「空気を悪くしたくないから」と黙り込む。
逆に、たまった不満が爆発して「どうしてあなたはいつも……!」と責めてしまい、自己嫌悪に陥る。
――20〜30代女性の相談で最も多いのは、この“言えない”と“言い過ぎ”の両極端を行き来するパターンです。
この記事では、その揺れを止める鍵としてアサーティブコミュニケーションを紹介します。

2. アサーティブコミュニケーションとは
アサーティブは「自己主張する」を意味しますが、
ここでいう自己主張は「相手を打ち負かす強さ」ではなく
「自分の気持ちも相手の気持ちも尊重する伝え方」
です。
コミュニケーションスタイルは大きく三つに分かれます。

「主語を私にする」「事実と感情を切り分ける」がアサーティブの柱です。
3. 恋愛・夫婦間で陥りやすいNG例
非主張的:「……別にいいよ。」「何でもない。」 ⇒ 寂しさが伝わらず、夫は問題に気づけない。
攻撃的:「なんでそんなこともわからないの!?」 ⇒ 夫は責められたと感じ、話し合いが防御戦になる。

どちらも“本当の願い”が届かないまま、すれ違いが深まります。
4. 使える武器①──DESC法

D(Describe)事実:「最近、あなたの帰宅が22時を過ぎることが多いね。」
E(Express)感情:「私は一緒に夕飯を食べられず寂しいと感じてるの。」
S(Specify)要望:「週に1日は19時頃に帰れないかな?」
C(Choose)選択:「そうしたら私も安心できるし、二人の時間がもっと増えると思うの。」
「観察した事実 → 自分の感情 → 具体的提案 → 未来のメリット」
の順番が相手の防衛反応を抑え、協力を引き出します。
5. 使える武器②──Iメッセージ
DESC法を支えるのがIメッセージ。
主語を「あなた」ではなく「わたし」にすることで、責めるニュアンスを避け、感情を率直に共有できます。
Youメッセージ(避けたい)「あなたが遅いから私が寂しいんだよ!」
Iメッセージ(望ましい)「私は最近あなたと過ごす時間が少なくて寂しいの。」
同じ内容でも、後者なら夫は「攻撃された」と感じにくく、問題を“二人ごと”として捉えやすくなります。

6. 実践ステップ:今日からできる三つの習慣
感情を言葉に変換する練習…帰宅途中やお風呂で「今日感じたこと」を“私は○○と感じた”形式で5つ書き出す。
小さな場面でDESC法…夕食のメニュー、休日の過ごし方など軽いテーマから事実→感情→要望→効果を試す。
ポジティブなIメッセージを日常化「私はあなたが皿を洗ってくれて嬉しかった」のように、感謝も“私”で伝えるとアサーティブの土台が強化されます。
7. アサーティブがもたらす三つのメリット
自己肯定感の回復:言いたいことを言える自分に自信が持てる。
信頼貯金の増加:防衛的な言葉が減り、夫婦の心理的安全性が高まる。
問題解決の高速化:“察して”待つ時間が減り、具体的行動に移しやすくなる。

8. まとめ──本音を伝える勇気が未来を変える
アサーティブコミュニケーションは特別なスキルではなく、順序立てて気持ちを言語化する習慣にすぎません。
最初はぎこちなくても、「私はこう感じる」と口に出すたび、夫も「じゃあ僕はこう思う」と返しやすくなり、
夫婦は“衝突する二人”から“協力して課題を解くチーム”へと変わります。
もし
「一人では練習しづらい」
「第三者のフィードバックが欲しい」
と感じたら、私のDMで初回ワンコインカウンセリングを受け付けています。
あなたが“わたし”を大切にしながら、相手も尊重できる言葉選びを、一緒に考えていきましょう。



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